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おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
特に断りがない場合は、本ブログの筆者によるコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

関西オープンフォーラム 2008 初日

オイラが OSS と関連を持つ前に噂は聞いていた関西オープンフォーラム、略して KOF だと対戦格闘になってしまうので、K-OF と略したりするらしい。


そんなわけで勢いで参加しちゃったよ。関西オープンフォーラム2008
関東から車で頑張って運転して。
ほとんど完徹で運転したので到着したらへろへろだったけど、なんとなく昼飯食って、そのままなだれ込んでみたさ。

初日は開始後ちょろっと会場回っただけで、あとはずっとセミナー張り付き。
これだとなかなか新しい出会いってないんで、ちょっと後悔もしたけど、セミナーそのものの満足度は高かった。

FLOSS 論 via Debian

最初のセッションは「『あなた』とオープンソース/フリーソフトウェア、そして『Debian』(ver.k-of2008)」。
やまねさんの Debian を題材にした FLOSS 論。
いちおーオイラも引地夫妻の「Think GNU」とか読んでるクチなので、フリーソフトウェア論というのはそれなりにわきまえてるつもりだけど、ああやって説明されると、なるほど、という感じ。
「ライセンスはプロトコルだ」というたとえも非常にわかりやすかった。苦労してるだけに実感こもってますよね。
オープンソースで失敗する事例」ってのが強烈痛かった。ウチの会社はへたすっとその戦略になりかねない。そうならないように気をつけねば。
一方でオレも「一人で頑張っちゃうタイプ」にならないように気をつけねば (^^;)

2008.11.23 追記:やまねさんの日記にプレゼン資料の PDF へのリンクが上がってるのでトラバ張っておきます。

勉強会の作り方

すっかり勉強会宣伝役と化している id:hyoshiok さんの「勉強会の作り方」は、id:hyoshiok さんの「カーネル勉強会」の事例をサカナにディスカッション形式でというもの。
もっと関西の人の成功体験を聞きたかったなー、オイラが社内勉強会やってうまくいかなかったって失敗談から口火を切っちゃったのがいけないのかなー。

でもやっぱり「主催してる本人、参加してるみんなが楽しんでる」ということが継続の力なんだな、というのは当たり前だけど思った。だからまずは共通の楽しいという基盤を持てるコミュニティを作るところなんだよなと。

今までオイラが社内の勉強会というのを何度か企画してうまくいかなかった理由は、やっぱりね、みんな気持ちは「お仕事」なんだよ。
「身銭切ってまで勉強したくねー」なんだよ。
ウチの会社のレベルが低いのか、大抵の人がそうなのかわかんないけど、「会社終わった後、どっか会議室でも借りて、ピザでもつまみながらやろうよ」って言ってもだれも乗ってこないもんな〜。
まずはそこんとこをなんとかせねばならんと思うのだ。「楽しい!」「プライベートの時間を割いても参加したい!」って思える雰囲気作り。社内の勉強会って話で言えばね。難しいのかなぁ。

ステージ企画:「超簡単、コミュニティ貢献」&「Samba最新動向」

お次はステージで、JM Project/Fedora Docs Project の岡崎さんの「超簡単、コミュニティに貢献してみよう!」って話と、日本 Samba ユーザ会の高橋さんによる「Samba最新動向」。
どちらもふむふむ。

前者は「もっと査読しようよ!」って話。
英語ができなくてもみんな日本語ならできるでしょう? 査読しないで放っておいて 2ch とかブログとかで悪口かくのやめようよ。活動してる人のやる気を削ぐしさ。だったら査読って形で翻訳プロジェクトに貢献しないかい? って話。
これは各コミュニティ共通の話題みたいだね。前の openSUSE の勉強会の時もそんな話になったし。

Samba 4.0 はちょっと開発停滞してる感じみたいだけど、想像するに、開発者のモチベーションが上がらないんじゃないかなぁ。
だってさ、もともと「オレの LinuxWindows でファイル交換できたらなー」って目的はもう達成されちゃってるじゃない。今やってる拡張は、いわばビジネス性を上げる話じゃない? ニーズがあるのはよーく分かるけど、それって開発コミュニティのモチベーションにつながるかというと微妙だなって思っちゃう。
いっそのこと MySQL みたいに会社組織にしてお金儲けしたほうがいいんじゃないかしら。
と、部外者かつ素人が勝手なことをいう。

OOo 3.0 は何が変わったの?

最後のセッション「OpenOffice.org 3.0 で何が変わったのか?」は、びみょーって感じだった (ゴメン)。
プリンタ屋からするとさー、どうしても MS Office から OOo に乗り換えるときに問題になるのはデータの移行で、そこで揉めて印刷トラブルでウチに話持ってこられるのがツラいのよ。
だからそういう話をつっこんで聞きたかったんだけど、機能紹介、MS Office との機能比較に終始しちゃってて、そこがねー。
「これだけよくなったから、MS Office なんか捨てて OOo 使ってね」って言われても「いや、新規に作るデータはいいけどさ、今まで作ったデータがちゃんと読める保証があるの?」って問いに答えられなきゃいけないと思うのさ*1

だって DTP 屋とか CAD 屋なんて、未だに Mac OS 9 とか MS-DOS の環境残してるんだよ。データ移行して化けるのが怖いから。
オフィス文書はそこまでシビアじゃないけど、「機能では負けてないから乗り換えて」ってのは少々素朴過ぎる気がするのだ。プリンタの世界じゃ「この文字はこの文字に比べると見た目太く見える」とかいうクレームと日々戦ってるんだからさぁ。

せめて JEITA のテストデータ全部食わせるぐらいのことやってもいいと思うんだけどな。
というか、プリンタベンダなんかどこも JEITA のデータぐらい持ってるんだから、テストしてレポート上げてやればいいのに。ウチも含めてね。つーかごめんなさい、やろうと思って暇が取れないでいます (--;)
あ、でも JEITA のデータは有償だから、バグレポ上げてもデータが上げられないや。
OOo ユーザ会で JEITA に掛け合ってわけてもらうとかはできないかな?


まあでも、それぞれに面白くて、わざわざ関東から来たかいはあったかな?
翌日も楽しみだ。


そして懇親会は大盛り上がり。
というか食べ物多すぎ! 大量に残った食べ物を見て、なんかすげー負けた気がした……。

*1:トラバまで張ってもらったので補足。「MS Officeだってプリンタ変えたりバージョン上げたりすると文字の配置変わったりするのに、なんで OOo だけそういう問いに答えることを要求されるのか」と問われたときの答えは二つ。OOo の場合、インポートに失敗して文字化けすることがある。多分デバイスフォントがらみだと思うのだけど、ずれた奴は修正可能だけど、化けた奴は Office 捨てちゃったあとだと復元不可能でしょうってこと。もう一つは、バージョンアップと違い、マイグレーションは売り込んで行くものだから、売り込む側がそういうナレッジを持っているべきでしょうってこと。