adobe-cmap 問題 (書きかけ)
こないだの DMC でやまねさんに聞かれた話。
OpenPrinting Japan (以下 OPJ) の会合で聞いたら「Adobe が CMap を改変不可で配布しているから、Free でないって理由で Debian とかが Nonfree 扱いにせざるを得ないって話でしょう?*1」という、はいはいわかってませーという答えが。
そんな基本的なことも分かってないのはワタクシだけらしいです (^^;)
「Adobe は TLF のメンバーだから、TLF から Adobe に働きかけて貰う手もあるけど……今のところ OPJ としてはそこまで考えてないねぇ」
とのことです。
で、そもそもオイラは
CMap ってなんじゃらほい。
それがないとなんか困るんかいな。
という当たり前田のクラッカーなことも分かっていないので調べて見たさ。
非常に大雑把な理解は、
CMap とは Adobe 系のグリフインデックスを TTF で扱うために必要なマッピングテーブル
これがないと Evince や GS で日本語がまともに扱えない
仕様公開はされてるけど、実際のオブジェクトの配布は改変不可で配布されているので FLOSS ではない
したがって Debian では non-free、Ubuntu では multiverse 扱いになり、デフォルトでインストールされないので User Experience を下げている
ちなみに Fedora は知らん顔して入れちゃっている (らしい。未確認)
ということなのかなあ。もちょっと勉強しよう。(2008.12.16 時点)
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まずは Adobe のドキュメントから。
- CID というのは PS または PDF でフォントグリフを指定する ID だよ。
- 外部からキャラクターコードで来たヤツを CMap で CID に変換して、そいでフォントリソースを引いてグリフ (= 実際の文字の形) を得るんだよ。
- キャラクターコードだとリガチャとか表現してないから、そういう変換も CMap でやるんだよ。
- CID フォントというのはグリフインデックスが CID であるフォントだよ。
というのが雑駁な理解なのだけど正しいのかな。
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むむ、急ぎの仕事が入ってしまった。
結果は後日。
*1:Henrich さんからいただいたコメントを元に少し修正しました。OPJ での話題は立ち話だったので記録がちゃんと残っていないので、これでも発言の記録としては不正確かもしれません