おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

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Ubuntu Tokyo Meeting 9.01

1/17 に行われました Ubuntu Tokyo Meeting 9.01 に行って参りました。
遅ればせながら参加しましたレポなどを。

Wiki ページはこちら。おいおいプレゼン資料なども上がると思われます。


まずは例によって謝辞からですが、Ubuntu Japanese Team の jkbys さん、MIZUNO さん、hito さん、ikuya さん、他漏れてたらごめんなさい、大変に素晴らしいイベントをどうもありがとうございます&お疲れさまでした。

会場を無償でご提供いただきました広瀬電工様にも感謝感謝でございます。


さて当日。
オイラはお間抜けサンなので往々にして「開始時間」と「開場時間」を間違えるのですが、遅刻だ遅刻だと昼飯も食わずに慌てて会場入りしたら……hito さんと MIZUNO さんしかいませんよ?
あれ? またやっちゃった?
ま、いっか。

とりあえずお二人が会場の準備で大忙しな感じなので、「なんかすることないっすかー」と聞いて、急遽受付嬢をやることにしましたよ。
こんなむさいおっさんが受付やってたのはそういう理由です。
きっと次回は jkbys さんが綺麗ドコロを用意してくれるでしょう(^^)。

Japanese Team の方と間違えてワタクシに質問してしまい、「あ、それは向こうの方に……」と無茶ぶりしてしまったかたも何名か。紛らわしい存在ですんませんでした (^^;;)


えーと、内容はインストールパーティ+セッションという形で、総参加者は40名オーバー。
インストールサーバが立った一角は机が延長につぐ延長で、大盛況でございました。
セッションも小ネタからディープなネタまで盛りだくさんで楽しませていただきました。

ただあの形式だといかんせん開催者側の負荷が大きすぎる気も少しくしたので、もっと相互交流の時間という名のインターバルを置いてもよかったような気がします。


拾ったネタは……今回は受付業務に紛れてあんまりネタ拾ってないなぁ。

  • Intrepid の Network Manager はバグバグ。今度の Bug Smashing Party のネタになってるそうだが、すごいバグの量で目が回りそう。Jaunty では大幅に改善されるはず。
    • これがバックポートされれば E-mobile の USB モデムがちゃんと扱えない問題は解消されるのかしらん?
  • Jaunty の売りの一つは高速起動。といっても今設計段階なので詳しいことは分からないが、起動直後でログイン画面が出ている状態をハイバネーションしておいて、そのイメージから復元するなどの手段になる模様。
  • もう一個の売りは Update Notifier の改善。詳しくは Planet Ubuntu でエントリが立っていた気がするので後で探そう。なんか Fedora っぽいと言っては怒られるかな?
  • Mark Shuttleworth は確かに Canonical をコントロールする権限もあって、Canonical はコミュニティでは実装しきれない部分を頑張って実装するための最後の砦的なところはあるけど、基本的には「君臨すれど統治せず」という感じであんまり強権的ではないので誤解しないでね、だそうな。
  • Mobile Ubuntu はけっこういいけど、「全アプリを強制最大化」の Devils Pie は場合によってはうっとおしいので「セッション」で切るべし。
  • MIZUNO さんのプレゼン「超軽量 Ubuntu」は面白かった。要はすべてのことは Emacs でできるんだから、X いらねーじゃん、って話。Jaunty で main 入りする予定の screen-profiles を使ってるみたい。*1 プレゼン資料はまだ出てないようなので、mizuno さんの日記 を参照しましょう。「Ubuntu 重くってさー」という向きはこういうのも試してみてはいかが *2
  • VAIO Type P をわざわざ持ち込んだ人がいる。むろん Ubuntu を入れるため。さすがだ。本人曰く「あっさり動いちゃった。つまらない」だそうです。ディスプレイの設定かビデオカードの設定か分からないけど画面まわりが少しおかしいけれど、xorg.conf を書けば直るレベルだろうと。
  • ATOM の環境で Compiz のなにかのエフェクトを ON にするとハマるので要注意。
  • Launchpad の今後について
    • Launchpad OSS 化はなんかうれしいか?
      • OSS であるかどうかもそうだけど、多くのプロジェクトが Launchpad に乗ってくることのメリットはあると思う。少なくとも翻訳のインタフェースはよくできている。OSS 化によって OSS プロジェクトの抵抗感がなくなるとしたらよいことでは。
      • Launchpad は Canonical の少数のメンバーでメンテされているモジュールだから、OSS になることによって叩かれることで品質が向上する可能性はある。
    • Launchpad ってサーバ負荷大きすぎね?
      • 2009/7 Launch 予定の 3.0 では Ajax 化を図ってサーバ負荷が軽くなる模様。
      • また API も大幅に整備されるので、Web UI 以外の可能性もどんどん出てくると思う。


あれえっ? もっと面白いネタあったはずなのにぃ。
受付しながらだったからメモ取ってなくて記憶から揮発した。
うーん、あとでプレゼン資料が公開されるのを待ってくだされ。


おとと、紹介を忘れていましたが、広瀬電工様からシンクライアント環境 UBiL のご紹介がありました。
シンクライアントといっても割とシステム的には Fat で、要は USB ブートの Ubuntu 8.04 に Venus, RDP, ICA という各シンクライアントソフトをプリインストールしたもの。
モニター品をお借りしたので、いろんな環境で試してみたいと思っております。


そのあと懇親会でジャイヒンド 秋葉原店でおいしいインド料理を貪り食い、バーキンでコーヒーを飲んで解散。

大変楽しゅうございました。
みなさんほんとーにおつかれさま&ありがとうございました。

*1:screen-profiles についてはこの記事を参照。

*2:わざわざ Ubuntu でやらなくても、という声はあるでしょうが(オイラもそう思った)、こういうときにも Ubuntu の (そしてその元となる Debian の) 豊富なパッケージ資産は生きるわけで、意味がないわけではないですね。