2009/3/7、我が母校、東京農工大学の出身学科(名前は変わっているけど)にて上記のイベントがあったので行ってきた。
オープンソース系のコミュニティの場合、最初に大体情報をどこまでオープンにしてよいかの話が明示的、あるいは「どうせオープンソースのイベントなんだからオープンなの当然じゃん」とかなのに対し、今回のイベントはどこまで情報を公開していいのか分かりにくくて、なかなか書けないでいたけど、いちおう公式ページはあるみたいなので書いてみました。
- 小金井キャンパスはボコボコたくさん建物立ちすぎでよくわからん。
- 体調が悪くて時間ギリギリで、私の研究室時代の教授N名誉教授の計算機コレクションを見損ねて残念。
- 今、これをちゃんとした形で公開できるよう頑張っているそうなのでよろしくお願いしまする。
- なんで32周年、やっぱり計算機系だから2の巾乗であるべきなのか、とか思ったら「単に気づいたら30周年過ぎてた」だとさ (^^;)。
- 偉い人って何でスライドもなしに事前配布資料を薄めたような内容をべらべらしゃべるのかな。つまんねーよ。時間の無駄。
- 前記N名誉教授の話はすっげー面白かった。ノスタルジーもあるので詳細はかかないけど、オイラが時々口にしたりする「大学とは学ぶ材料を提供してくれるツールであって噛んで含めるように知識を与えてくれるところではない」というのはN名誉教授と、本学科の生みの親、故T教授によるところが大きい。Knuth の Computer & Typesetting とか読んだのは明らかにN名誉教授の影響だし。
- 絶対とはいわないけど、教育制度改革の多くは高等教育の関係者、ひいてはそこを学ぶ人を不幸にする可能性が高いんだなと感じた。
- しょうがないんだけど、なにかといえば共同研究、お金集め、そういう話になってしまうのは今の時代しょうがないよね。
- 企業人同士が集まっていてもお金の話があんまり出ないオープンソースの会合とは違うよなあって思った。
- 招待講演の一つは家電・AVメーカーS社の研究所の方。学生時代輪講で「人月の神話」の初版を読んだことと、今までの研究紹介を合わせて、そこから「人月の神話」に立ち戻って考える、という展開。なかなか面白かったです。
- 招待講演のお次はH社の方のお話だったのですが、事業部長と言うお立場上、ぶっちゃけ宣伝以外のなにものでもなく、つまらないことこの上なかったといってしまいます。
- 司会のK先生が聴衆の方を見ないでぼそぼそしゃべるのが相変わらずだなぁと感心*1。
- 懇親会で突如スピーチを振られたのですげーびびった。単なる酔っ払いの与太話みたいになっちゃった。さっきも書いたとおり「大学とは勉強を教えてくれるところではなく、学ぶ機会を提供してくれるところだということを教えてくれたことに感謝したい」って言いたかったんだけどさっ。
んー、今回は学校行事だからなのかもしれないけど、それにしても「その講演時間の無駄!」って話が多すぎる気がする。
まあ IDG のイベントの招待講演とかも大体クソつまんないのが多いので、これが世間的にアベレージなのかもしれないけど、オープンソース系の活気のあるイベントに慣れてしまったオイラにはちょっと辛かった。
まぁお祝いだからね、野暮は言うべきじゃないのかもだけど……。
この違いはなにから来ているのだろう? と気になります。
*1:悪口じゃないです。変わってないなぁと懐かしいのです。