読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
特に断りがない場合は、本ブログの筆者によるコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

自動演奏楽器展II @ 桐蔭学園メモリアルアカデミウム ソフォスホール&キャンパス見学

11/21、GLT でお知り合いになったせんせーこと yamaguchiintlab さんのご紹介で同じく GLT 仲間? の yokatsuki さんと行ってきました。

本番「自動演奏楽器展II」

まずはイベントのURL
清里にある「萌木の村」という、うーん、何と言えばいいのだろう、平たく言えば観光施設の「ホール・オブ・ホールズ」が全面協力したオルゴール類の展示。ただの展示ではなく、学芸員さんが解説付きで演奏を見せてくれる。これが非常に面白い。

僕らさー、やっぱり理系なので、裏側ばっかり見てるのね。機構萌え。
みんな正面で音楽を楽しんでるところ、僕等はなんとかして隙間から機構見ようと一生懸命なのね(笑)。

例えば初期のオルゴールは円筒にピンを植えるんだけど曲がって植えちゃったらちゃんとならないしすごい職人芸。だからお金がかかる。そこで円盤に変わって、プレスじゃないけど治具で突起を作っちゃうことで大量生産が可能になった。でも金属板ってぐにゃぐにゃしちゃうからあつかいにくいと思いきや、オルゴールの場合はピックアップが拾う所だけがちっと押し付けてあればいいからぐにゃぐにゃでも構わないの。
あとわざわざ和声を綺麗に出すために三枚の円盤使うやつとかね。

蓄音機の場合はメディアを掛け替える関係上、メディアの収納の都合上、円柱から円盤に発展したのでしょうが、オルゴールの場合は最初円柱だったのが生産の都合上円盤になり、そして現在は小型化のために製法を単純化して(板をプレスで抜いてそれをぐるりと巻く)円筒に回帰したってのは面白いですね。

あとオランダでよく使われるストリートオルガンは回転させてふいごを動かして、それをミュージックブックというふいごからの空気を通す穴で各音階を鳴らすかどうかを制御する厚紙を折りたたんだ本状のものがあって、これで空気を遮断したり通したりして音楽を鳴らしたり人形を動かしたりするんですが、エアだと当然圧縮のために遅れが生じたりするので、例えば弦楽器系の自動演奏楽器はエアではなく油圧や機械式でコントロールするとか。当たり前だけど指摘されるとふーんと言う感じ。

正直、音楽演奏にお人形の動きをつけたオートマタ系は、機構が隠蔽されてるのであんまり面白いとは思えなかったのです。よくできてるなーと関心はしたけどね。
それよりもとにかく機構が面白かった。

メモリアルアカデミウム 見学

桐蔭学園には旧横浜地方裁判所の小法廷を移設してあるのでそれを見学させてもらいました。
この小法廷は大正時代にほんの一時期導入された陪審員制度による裁判の法廷として使われた後、第二次大戦後の軍事裁判の法廷ともなったというなかなか曰く付きの法廷でして、そのために陪審員が被告と会わないように通路が工夫してあったりとなかなか面白うございます。
ただ、あのくさくて眠い芝居はなんとかならんのか (^^;)

あと付属の博物館(というか展示室)、サヴィニーミュージアムというのをちょろっと見物。
あたしゃむろん法学なんて詳しいことは知らないけど、サヴィニーさんというのはドイツでローマ法学を研究した人で、近代民法の基礎を築いた人で、すごい大雑把な言い方をすると日本の法学はドイツの影響がデカいので、だから彼の蔵書が桐蔭学園さんにあるとそういうことらしい。
なかなか面白かった。

キャンパス見学

普通はテラスでお食事らしいのですがこの日は込んでいたのでパス。学食でご飯を食べました(我が母校の学食から見ると雲泥の差)。すごい量だと脅かされていたのでドキドキしたら普通でやや拍子抜け (^^;)

その後キャンパスをぐるりと一回り。あー大学の空気が懐かしい。
またの機会があったら、今度は図書館とか除いてみたいです。部外者は立ち入り禁止かなぁ?

午後のティータイム

最後にせんせーの研究室でお茶してきました。なんだか読みたい本が山ほどありますよ? (美味しんぼとかじゃなくて)。

お茶しながらダラダラ話したなかで、やっぱそうかなーと思ったのは、
「なるひこさんの興味は学会にあるんじゃないですか?」
「勉強会で仲間を見つけるのって難しくないですか?」
……やっぱそうか (^^;)。

いや実際、自分の立ち位置中途半端なんですよ。
学会に出て cutting edge の議論を楽しめるかというとそこまで頭はよくない。昔から頭よかったわけじゃないけどさ。
でも物作り系のイベント、ハッカソンとかそういうのはもうあんまり興味が沸かない。いや、興味が沸かないというか、なんか面白いものを作れる自信がないのよね。ぼくが物作りをすることが世のため人のためになるかというと、たぶんならない。

じゃあ趣味と割り切ってものをつくろうと思っても、作りたいものの具体的イメージがない。発想が貧困なんだね。
だったら、すでに人が考え、研究しつくしたものを後追いで学んでいく方が幸せなのかもしれないなーと。

まあ人の研究を追いかけるにしてもぼくはそうとう頭が悪いので人並み以上の時間がかかることは止むを得ないのだけど(だって意味論一つとっても圏論とかちゃんと理解してないもん)、一人でダラダラやってる分には人に迷惑かけないしねー。

さておき、

すっごく楽しい一日でした。
さそってくれたせんせー、一緒に遊んでくれたみなさん、感謝感謝!