おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

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小江戸らぐ3月オフ会

ついったのログをべたんと貼るというインチキ。
たぶんこれ以上追記しないので正式エントリで公開しちゃえ。

はとちゃんの Slackware-current の X でハマったよ話。

  • Slackware-current というのは Slackware の次の版 (13.1) の開発版。Debian でいえば Sid みたいなもん?
  • 例によってX.orgのバージョン上がってHALに移行してxorg.confがなくなっちゃったでハマる。/etc/X11/xorg.conf-vesaをコピっていじって一時回避。
  • SpeedyBootの915resolutionで逃げた。ここら辺はうまくつかえるかも。
  • そして解決した数日後 current のカーネルバージョンがあがり対策はいらなくなりましたとさ。めでたしめでたし。
    • でもこういう自動認識がうまく動かないノウハウ知ってると潰し効くよね。

青木さん。osolとSlackwareを古いLibrettoで動かす。

  • すっごく遅いがなんとか両方動いた。
    • osol は WLAN の問題らしいので機械まるごと村山さんに送るといいと思うよ! と勝手なことをほざいておいた。
    • Slackwareの方が問題が多いが軽いのでこっちをメインにしたい。

千田@テンキューブ研究所さん。「ひまわりベンチャー育成基金」について。

  • 「ひまわりベンチャー育成基金」とは千葉県のベンチャーを育成するための補助金。返済不要。
  • 千田さんの会社は分子モデリングソフトの研究開発。紙テープ時代からの個人事業プログラマ。くわしくは社名でぐぐってね。
  • 分子モデリングも小規模ならPCでOKだが、ボリュームが大きくなってくるとHPCが必要になる。そのためクライアントとしてWindowsを使い、sshで通信していろんなところのHPCを借りて使うこともできる。
  • HPCとの通信についても中間サーバでバランシングサービスを行う別の会社さんがあるので、そこのサービスとのコラボも検討中。
  • ちょっと脱線。b-mobileのDoccicaプリペイドの3G/Wifiのサービス。b-mobileの立てたWifiは1接続単位、FOMA回線は時間課金で使える。ほとんどモバイル利用しないが客先でデモをするなど、たまに要る場合にはおすすめ。
    • 議論:HPCのクラウド化と課金モデルについて。
    • Q: 計算量が多い計算を外に出すことで中小などが簡単にできたりできないか。
    • A: 多分可能だが、Amazon EC2などとの住み分けが悩ましい。

btmさん。PT2 で mac mini をテレビにしよう話。

  • びみょーなのでポイントは省略(笑)。
  • 日経Linux2月号に記事が書いてあるので興味がある人は入手するといい*1
  • PT2は暗号化された地デジデータを復号化「せずに」取り込むPCIデバイス。
  • 復号化にはB-CASカードが必要。B-CASカードは一般小売してないけど、ちゃんと正規な手段で入手しましょう。
  • すでにあるサーバに対して4万程度追加したらTVが見られるようになった。録画に関してはCPUもメモリも驚くほど食わない

吉田@板橋さん。TwitterクライアントをTwitterのような独自サービスを使う。

  • 社内で Twitter 的な独自サービスを立てた。
  • どうせそっくりさんなので Twitter クライアントを使いたい
  • IdentiFoxというEchoFonからフォークしたプロジェクトを使ってみた。
    • .jsにサーバ名がハードコードされてた!ので全部find&replace。

hirasawaさんのkill話。

  • いろいろコマンド紹介。whatis とか寡聞にして知りませんでした……。
  • killはプロセスを殺すというイメージがあるが実はいろんなシグナルを送れる汎用コマンド。kill -lするとリストが見られる。
  • straceしてみるとkillはやっぱりsyscall killのラッパ。
    • strace 超便利! 使えるなー! という話になったら「蚊取り線香本に書いてありますよ」だって。うへえ。ちゃんと読んでないのバレた。
  • なお、whatis killするとCentOSに比べるとUbuntuは引っかかるmanが少ないけど、これはDebian系はmanpages-dev、 manpages-jaと別のパッケージに分かれているためなので「Debian系だせっ」とかdisらないように。

小江戸らぐサーバ移転話。

  • 大事な話だったので超盛り上がった。
  • これはきっとあとでMLにサマリが流れるでしょう。

二次会

ちょっと前にあった会社での出来事を話したら*2、全員が「なにそれ!」と言ってくれた。「なにそれ!」と思ったぼくの感覚はこういうところにくる人にとっては common sense なんだなーと思ってちょっと安心。
「相談相手が欲しいんだったら、コミュニティがあるじゃない、安心して相談しに来なよ」と言われたのはとてもうれしかったです。


ただコミュニティに出てきているという時点で「こちらがわの人」なので、もっと中庸な意見も聞いたり、ブレストしたりしないとな、とは思っておりますが。コミュニティから意見を聞いたら、ぼくと同じ意見しか出ないのはあたりまえだよねえ。


あと喋りすぎって始めて面と向かって言われた。「技術と言うより営業の人みたいだよね、ずっと喋ってるから話に入っていけない」って。
あー、みんなそう思ってるんだろうなーとちょっと反省。
基本的には思いついたことは口に出してみるタイプなのですが、それがコミュニティの闊達な議論の妨げになってるとしたら本意ではないので、ちょっとしばらくの間自重します……。


まあそれはともかく楽しかった。この肩の力の抜けた感じがいいんだよな。
一方で、肩の力を抜けた感じを維持する、ということにみんなどういう想いを持っているかが垣間見えて興味深かった。


また次回もよろしくお願いしまーす。今度はちょっとはおとなしくしてますんで。

*1:しかし、ぼくはあの記事を載せた編集部の見識を疑う。「あくまでも録画再生できるかどうかの技術的試験として行った」とか書いているということは、編集部もライターさんも自分たちがやってることがグレーだということを認識してるってことでしょ。ネトランのレベルの話を、日本を代表するLinux雑誌が載せるのはどうかなぁ。商業的にきびしいんかな。

*2:むろん、企業秘密などには抵触しないように、なるべく中立に、ということに気をつけて話しましたが、前者はともかく、後者はどうしてもバイアスがかかってしまった可能性を否定はしません。