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おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
特に断りがない場合は、本ブログの筆者によるコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

【とべとべ】勉強会夏祭り【電設部】 参加報告

表題のとおり、東京Basic Technology勉強会(通称とべとべ)と、日本電子専門学校 電設部による合同勉強会、【とべとべ】勉強会夏祭り【電設部】に参加してきて、ちょいと喋ってきたので報告。

謝辞

とべとべ主宰のkwappaさん、電設部を引っ張ったece_mさん、それ以外一人一人は名前は挙げませんがさまざまに裏方で働いたスタッフのみなさん、電設部の伝説にして二次会幹事のakitsukadaさん、面白いおはなしを聞かせていただいたみなさん(といってもセッション1個しか聞いてないけど)、私のお話を面白いと聞いてくださったみなさま、その他懇親会などで色々面白く話させていただいた皆様、なによりいつもながら素晴らしい会場を提供していただいた日本オラクル様、ありがとうございました!


ちなみに緊張してたのと、いちおーなんかあったときに、幹事以外に動ける人間がいた方がよかろうと思って、セッション聞かずにうろうろしてたので、一個聞いただけです。あんまり祭りに参加してなくて申し訳ない。

セッション2:S7(電設部部屋)「SetucoCMSについて」

SetucoCMSプロジェクトリーダーskyguildさんによる電設部発オープンソースSetucoCMSの説明。立ち上げ当初にちょっとだけアドバイスした(つか、ぼくが一方的に考えをくっちゃべっただけともいう)ので、まとまった話を聞くのははじめてで面白かったです。

質疑応答の時間がいっぱいあったので一言だけオッサンくさいコメントをさせてもらったんですが、SetucoCMS を中心とした、ノンジャンルがジャンルというか、人との違いから学ぶというイベント、ぜひ実現して欲しいです。
私は最近、周りのエンジニアが他部署の人間を見下した発言を繰り返しているのがイヤでイヤで仕方がないんですね。どの部署のどの人間だって、自分の仕事のエリアでプロ意識を持って業績に貢献したりお客様に利益を提供するためにがんばっていると私は思いたい。でも彼らは彼らの職業的義務感から私たち設計と利害が対立しているだけなのだとしたら、その理由というのをぜひ知りたいのです。そして利害を調停して、よりよいものに止揚していきたい。
だから、いろんな「違う人」と話したいなって思うんですね。
最近TLUGとかBarCampが楽しいのはそういう理由かも。なにせ、言葉が違う、文化が違う、というのはとっても面白い。

まあ私の思いなんぞはともかくとして、発表そのものについて詳しくはSetucoCMS公式ブログにskyguildさんが書いた記事をご覧頂いたほうがよろしいかと。

セッション4:S3(とべとべ部屋マニアック):「昔の人はえらかった」

私のセッション。

「勉強会」というものは何かを「学ぶ」場だと私は思うのですが、私の話はそういうものではなく「私が面白いと思ったことを、全力で伝える」ものであって、何かを「学ぶ」んであれば、ぶっちゃけ裏番組に行ったほうがずっとよいと思って、Twitterでもそういう趣旨の発言をさせてもらいましたし、資料でも繰り返し「他のセッションに行け」と書いてます。
ので撮影係なども含め5人ぐらいしか聴衆がいなかったのは、あるべき姿だったと思ってます。

けど、話を聞いてくださった方にはとてもご好評をいただきましたし、この話、話したくて話したくてしょうがなかったことなので話せたことだけで満足。
ので、声かけてもらったkwappaさんには感謝してます。
もし今回の勉強会によって、この話にリーチして、上の面白いと思ってくれたりしたら、さらに嬉しいし、もしライブで聞きたいのであればいつでも話すので呼んでください(いねーよな・笑)。

まあいいたいことは資料と発表で出し尽くしてしまったので補足はなし。

懇親会&LT

せっかくなんでしゃべってきた。

えっと、ちょっと補足 *1

Ubuntu の LaunchPad も、DebianBTS も、バグレポートがパッケージ単位なんですね。だから、「どいつが問題を持ってるんだかわかんないけど、とにかくおかしい」場合にレポートが挙げにくい。
今回の事例はそこでちょっと実はインチキをしてるんですが、そのインチキの話はみなさまの希望 or 私が書きたいという熱いパトスを持った場合は別エントリとして書くとして、それは確かにちょっとめんどくさいのは確かです。
そういう場合こそ、ローカルコミュニティ (日本語の ML とかフォーラム) を活用するのがいいんじゃないかと思いますです。どこにレポートしたらいいかを聞いて、レポートは自分でする。
なぜ自分でバグレポすることを推奨するかというと、「ご自分のバグはご自分が一番知っている」からです。情報を一番持っている人がレポートするのが一番効率的、とそういうこと。

あとこの手のプレゼンをすると「xxプロジェクトは日本語だから大丈夫だよ!」「キーワードでブログクロールしてるから、ブログでグチってても拾えるよ!」という人もいるのですが、それは「そういうプロジェクトもある」程度に考えていただいた方がいいと思います。


えっと、他の LT について書こうかと思ったけど、誰が何をしゃべったか忘れてしまったしメモもとってないので、印象に残った奴だけ。

kwappa さん「形からはじめるXP」

スライドはご本人のページに上がっているので単なる感想ですが。

取り組みは素敵だなーと思います。
が。
そもそもこういうことが許されない (自腹でやってんだからいいじゃん、といっても、管理の輪を乱すからダメと言われる)ク○会社に勤務してると、はいムリですね、すみません、と終わってしまいます。
そこを「理解がある上司」という裏技でくぐり抜けていると、上司が変わった瞬間にできなくなって非常に悲しくなるわけですなあ。

ので、文句ばかりいってないで、そういうことができるように会社のルールを変えてやる、とか拳ぷるぷるさせて思うわけですが、あたしゃーいま会社で発言権がないのでねぇ……ああジレンマ。
ほんとにただの感想だな。

akitsukada さん「二郎の愛し方」

内容はともかく、二郎コールがすごかった。

すぎゃーんさん……タイトル忘れた。

どういいわけしようと、すぎゃーんさんのソーシャルイメージは「全裸」です。

二次会

一番面白かったのはオープンソースライセンスの話だなあ。
「誰に取ってフリーを提供するか」「ユーザーとはどういう人を想定しているか」によって、GPLBSD/MIT/Apache のどっちがフリーとは言い切れない。逆にいえば、誰にフリーを与えたいかということでライセンスは選ぶべきという議論は面白かったっす。「GPLが無難だからGPL」というのは思考停止だからやめよう、と。

あと SCRATCH の宣伝したり、PoGo 名刺配ったりとして久しぶりにいろいろ面白かった。
SCRATCH ハンズオンとか電設部でさせてもらえないかなあ。ダメ?<誰に聞いてる

さいごに

ふと思ったんですね。
kwappa さんの「とべとべ」は「Tokyo Basic Technology 勉強会」、すなわち「基礎技術」を学ぶ勉強会なわけで。
んで、意外と?定義とかにこだわってしまう私は、「基礎技術」って何? と思ってしまったわけです。

レイヤーが低ければ基礎技術か。
例えば RS フリップフロップと JK フリップフロップの得失を述べられればいいのか。
でもそんなこと、Wikipedia でも見れば5分で学べますよね。
5分で調べれば済むことを、いちいち知識で持ってる必要はないっすよね。

もっとレベル下げて、無鉛ハンダをハンダ付けできる技術とか。
でもこれは技術というか技能だなあ。
ある意味、やりかた教わって愚直に練習を繰り返すのが才能というか。

例えばGCがある言語でプログラミング学ぶとメモリ管理に対して鈍感になるから、Cでコーディングしてメモリ管理を学ぶべき、って議論がどっかであったな。
うーん、それについては、鈍感でいいんじゃね? 処理系が頑張れば、と私は思っているし(引き合いに出すのも恐縮ですが、竹内郁雄先生がおんなじコト言ってた)、現状が処理系の頑張りが足りない過渡期なら、ある言語処理系において、メモリを食う処理と食わない処理、というのを、公式的にじゃなくて、こいつはこうだからメモリを食う、こいつはこうだからメモリを食わない、だからこう書こうぜ、という技術に落とし込んだほうがいい気がする。
もっといってしまえば、自分の使ってる言語処理系のGCの仕組みぐらい知らなきゃチューニングできないでしょ、という話ならわかるけど、Cを持ち出す理由はわからない。
え、GCを書くのにCが必要? いやまあ、そういう話なら分かるけど。

などなどというのはべつにいちゃもんではなくて、そうやって考えていくと、私って基礎技術って持ってないなあと改めて感じた次第。
なにせ長いことWindowsで仕事してきてるからねえ。Windowsという特定のプラットフォームに依存した知識は基礎技術とは呼べない気がするのよね。


そうですなあ、今Warren Abstract Machineの勉強してるから、これは一応基礎技術かなあ。でもPrologの処理系の作り方知っても誰得?って気がする。


ま、くだらない戯言はともかく。
みんなありがとでした! とくに主催のkwappaさんとece_mさん!

*1:Twitter だったかな、で Henrich さんがこの話とは関係なくツイートしてたので、説明不足があったな、と思って。