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おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

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特に断りがない場合は、本ブログの筆者によるコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

オープンソースカンファレンスKansai@Kobe & Sendai

今もう Hokkaido が終わったところなのに、なんで今更って感じですが、すみませんすみません。
神戸で割と一生懸命ノート取った紙を紛失して、やる気をなくしていたところでございます。

まーそんなわけでして、Ubuntu Kaisai ミーティングに参加してから、地方イベントも楽しいなぁ〜って思ったわけでして。
あんまり行ってるとお財布がカラッポになるのでアレですが、夜行バスで行って帰れるところなら積極的に行ってみてもいいんじゃないかなーと思ったので、まずは神戸の OSC に行ってみましたとさ。

Kansai@Kobe

という名前なのは、関西では京都でも OSC があるので、ということですな。
それとは別に大阪で Kansai Open Forum (KOF) があるので、関西はオープンソースごった煮系のイベントが熱い! って感じなんですかね。
関東は東京という一極に集中しており、各県の色があんまりないので、そこら辺はちょっと羨ましい。

先に書いたとおりメモ忘れちゃったんであんまり書けないのですが、

自治体とオープンソースパネルディスカッション

ひょうごんテック&関西 Debian の nogajun さん司会で、箕面市Edubuntu日記の中の人こと那谷さんと、公文書の ODF への移行を決めた大阪府交野市*1 の天野さん、それに導入を支援する側として、(株)グッデイの榎さんがパネラー。

すごーく大雑把にいってしまうと:

  • 自治体での OSS 利用推進はトップダウンの指示と熱意のある (スキモノな) 担当者の組み合せで成立するよーな気がする。
    • そゆ意味で私企業だと社長の鶴の一声が効く中小だとプラクティスにになるのかな。
  • 榎さん曰く「ほとんどの上場企業さんから OOo などへの移行の相談を受けたことがある。検討をしたことがない企業さんはないのではないか。なぜ後もう一歩踏み出さないかは今後の課題」だそうで。
  • ODF に移行してみると Windows にこだわる必要が減るので、交野市では情報を交換しながら試験的に Linux デスクトップへの移行も検討している。
  • レガシーなデータの非互換性についてはどうしてますか、という質問にはいろいろ興味深いコメントが。
    • 雇用対策の補助金を活用し、パートタイムでフォーマット変換を依頼することで、地場の技術育成につなげている。
    • レガシーデータだけでなく、他の自治体 (例えば大阪府) や NPOMS Office でデータやテンプレートを送ってくることも多く、そちらの対応が面倒。
    • 実はレイアウトが狂うのは大きな問題ではない。それは直せるので。むしろ VBA とかでアプリを書いてしまっていてそれが業務の中核にいるとか、そういう方が大変。

あといろんな話が出ましたが、うーん、あんまり覚えていない。残念。

でも痛感したのは、やっぱり「同じようなことをやっている仲間同士の情報交換」が大事だってことですね。。
つまるところ

たのしいなかまが
ぽぽぽぽーん

なわけですねっ。

LibreOffice BoF

OpenOffice.org ユーザー会として、先にもご登場いただいた榎さんと、Ubuntu Japanese Team メンバーでもある、あわしろいくやさんがご登壇。

いくやさんのスライドで LibreOffice の概要を説明いただいてから、いろんな議論が出ました。
なるほどーと思ったのは、

  • LibreOffice はタイムベースで変化が速い。だからサポートコストを下げるには、開発の中の人になっていち早く情報を得ること、バグを報告して修正すること、が一番なのではないかと思う。
  • 逆にいえばただお客様でいたい人には LibreOffice がいいとは言い切れない。
  • サポートする立場としては、LibreOffice は難しいからこそチャンスだと思う。難しいということはサポートするのに力量が必要ということだから。そこがビジネスになる。

あたりの話でしたね。

Ubuntu 11.04 "Natty Narwhal" の話

Ubuntu Japanese Team の MIZUNO さんより。おお、Prezi だ。
……ってことぐらいしか覚えてないす。ごめんなさい><;
Unity の説明はあちこちで聞いてますからねぇ。

終わった後「あれー Prezi ってローカルで動くんでしたっけー。昔 Ubuntu だとダメだった記憶が……」「あ、動きますよー。次のレシピ見てくださいー」とかいう会話をしますた。

SAHANA について by ひょうごんテック 村尾さん

Ubuntu Kansai のときには朧気な理解だった sinsai.info (ushahidi)SAHANAユースケースの違いとかがここに来てようやく分かったんだなぼくは。
この震災だけでなく、このプロジェクトが活用されていくことは日本の災害復興ボランティアという活動の中で革命的出来事になるとか思わず盛り上がってしまったりして。

このプロジェクトの場合、シーズをポンと出して使ってくれよ、という一種上から目線じゃなくて、ニーズ分析ばかりやってて一向にモノや行動につながらないプロジェクトでもなくて、ちゃんと現場の声を吸い上げつつ、モノに活かしていこうという姿勢が素晴らしいと思う。単にお金やモノを寄贈して社会貢献って顔をしている企業はちょっと見習うといい。

正直アレもコレもやり過ぎて、こちらにも手を出すと死んでしまいそうなので応援しかできませんが、頑張って欲しいです!

おまけ

神戸は日帰り(というか、夜行バスで金曜夜出て土曜日の朝ついて、土曜日の夜に帰る)したんだけど、いや、同じ関西といっても京都と神戸じゃ大違い。遠い遠い。
おかげでねー、懇親会とか出られなかったのが非常に残念だったのだ。
しかも途中ではぐれちゃったから、いろいろお話させてもらった皆さんに最後の挨拶とかもできなかったし。

やっぱり頑張って一泊はすべきだね。うん。

Sendai

震災の影響で開催が危ぶまれる中、なんとか開催にこぎつけた心意気を応援したいと思いまして、えっちらおっちら行ってまいりました。またもや夜行バスですよ。
でも今回はちゃんと宿取って、飲める体制だもんね!

震災の爪跡

そりゃもちろん、駅舎の天井を貼り直せなくて布被せてあるとか、多分ガラス張りだったらしいところが工事中だったりとか、ペデストリアンデッキの一部階段が使用禁止になってたり、バス停の風除けの一枚モノの大きなガラスがなくなってたりとか、そういうのはちょこちょこありましたが、びっくりするほど普通ではありました。

正直、仙台の駅前だけにいたら、「ああもう復興のフェーズなんだな」と思っても不思議はないかも。

なんかこういう綺麗なところだけ見て帰っていいのかとモニョモニョしながら会場の東北電子専門学校さんに向かいます。こちらも一部損壊があったそうですが、見た目は至って普通。

セミナー

今回は「セミナー欲張って取るより、ブース冷やかしながらダラダラしよう」というのが目的だったので、SAHANA のお話と、最後 Nokia の朝木さんの Qt の話しか聞いてません。

詳細は略しますけど、Qt のセミナーで「プロプラ版の値段もっと安くなりませんかねー」って質問が出て、ん、LGPL じゃいかんのかな、と思ったら、「営業がやっぱりリバースエンジニアリング条項禁止ってのを嫌がるんですよ」だそうで。
でもあれってそもそも契約として成立するか微妙って法務見解もあるよね。だからこだわる必要なんかない! って戦えないのかな。ぼくなら戦うけど。って、他人事ながら思った。

ブース

Hack for Japan アイディアソンの分室をやるって聞いてたので見に行ったら、アイディアをポストイットでペタペタ貼るだけなのね。現地のニーズが分からん安全圏から来たぼくがなんか書くのは空疎だからやめておいた。

何故か沖データさんがプリンター持ち込んでて、「えーとなんでOSCで……あ、もしかしてPS互換言語乗せてます?」「そうです!よくわかりましたねー」「まあ、そういうの好きなんで……お、iPhoneから印刷可能とか?」「あ、正式公開は月曜からなんですけどね、そういうこともやってます」「おー、この値段で両面付きかー。今まではブラザーさんイチオシだったんだけど、沖さんも今度から推奨しようっと」というような会話をしました。

あとは Ubuntu Kansai であった LibreOffice メンバーの遠藤さんがいたので挨拶したら、めんたまがこぼれ落ちるんじゃないかと思うぐらいビックリされたのはなんででしょう(^^;


Knoppix/Math の濱田先生が福岡から遠路はるばる来てたのでちょっとお話しして、翌日の行動を決めたりするワタクシ。

Ubuntu 懇親会

OSC の懇親会はパスして Ubuntu な懇親会に混ぜてもらいました。牛たんうまうま。
そして地獄のムラタさんのキャラが面白かったです。

全体的な感想

こういう時期だけに大変だったと思うけど、気負わず楽しくやっていたのがとても印象的。悲壮感とかそういうのがなかったのは、とてもいいことだと思う。
Ubuntu な皆さんと飲んだのも楽しかったけど、現地のいろんな人と話してもよかったなーと今更ながら思うので、機会を見つけて近々東北にはまた行きたいです。

翌日

多賀城まで仙石線で行って、そこから海の方に歩いて、あと七ヶ浜・塩竈・松島と26km、歩いてきました。歩いたのは自己満足といえばそうなんだけど、なんか不連続面を作りたくなかったというか、仙台駅前からぱっと被害が大きなところに行って、被災地のつまみ食い的なことをしたくなかったというか。自分の中で折り合いをつける行為が、歩くってことだったわけでして。

何を書いても伝わらないと思うので、最後の松島の写真を一枚。

自然は恐ろしいけど、松島の場合、やはり自然である島々が天然の堤防となって、この美しい風景を守ってくれたわけで。一日の締めくくりでこの夕日が見られたことを、なによりも嬉しく思いました。

*1:「かたのし」と読むんだそうです。読めません><;