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おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか

おがさわらなるひこ @naru0ga が技術系で興味を持ったりなんだりしたことをたまーに書くブログです。最近はてなダイアリー放置しすぎて記事書くたびにはてな記法忘れるのではてなブログに移行しました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
特に断りがない場合は、本ブログの筆者によるコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

このブログのライセンス条項を明記しました(追記あり)

はてなダイアリーでのうまいやり方がわかんなくて放置してたんですが、まあ大事なことなので。
私の著作物以外(例えばTwitterの他者の発言の適切な引用の範囲を超えるコピーとか)は当然それぞれの著作者に準じるわけですが、それ以外はもう全部クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンス クリエイティブ・コモンズ・ライセンスでいきますよと。そんだけです。
フッターに入れたんだけど、これがまた、自動ページ取得の機能と相性が悪いw まあ、なんか考えます。

クリエイティブ コモンズとは? (2013.09.30 追記)

ライセンスとかにあんまり関心をお持ちでない向きはすでにココらへんで読む気を失われているでしょうし、逆に関心をお持ちの方はすでにCCとはなんぞやという話はご存じかと思いますが、いちおう私なりに説明書いてみます。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CCJP)によるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの説明によると:

クリエイティブ・コモンズとは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。CCライセンスはインターネット時代のための新しい著作権ルールの普及を目指し、様々な作品の作者が自ら「この条件を守れば私の作品を自由に使って良いですよ」という意思表示をするためのツールです。CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。

とのことです。これで説明は尽きている気もしますが、私の思うところをちょっと書きます。

クリエイティブ・コモンズの「クリエイティブ」は説明の必要はないですよね。もちろん、では「コモンズ」とは何か。コモンズといわれて、ぱっと脳裏に浮かぶのは、ご存じローレンス・レッシグのコレです*1

コモンズ

コモンズ

薄ぼんやりとした理解では、「明らかに誰かの所有物とされていないもの」「自由に使っていいもの」がある程度あったほうが、世の中をよくするんじゃない?ってのがなんとなくの考えです。
例えば「ドラえもん」とかに出てくる空き地ね。空き地なのできっと所有権は誰かにあるんでしょうけど、そこで遊んだりしても誰も怒らない。あと路地とかね。もちろん公道なら自治体の持ち物だったりするわけですけど、もう30年ぐらい前、ぼくが小学生ぐらいのころは、路地にチョークで絵を書いて遊んだり、花火してたりしても誰も怒らなかったわけで。そりゃクルマの数がいまより全然少なかったんだけど、「誰にも許可無く遊べる場所」というのは少なくとも子ども時代のぼくの生活を豊かにしていた。
でも今そういうところって減ってますよね。公園? そりゃたしかに公共なんだけど、「営業時間」すぎると門閉まっちゃったりするし、花火とかボール遊びとか禁止なことも多い。「誰のものでもない自由な場所」ではないですよね。

翻って創作の世界を見てみます。創作物はご存じの通り著作権法で守られていますが、そもそも著作権法はこうやって始まっています(下線部筆者)。

第一条  この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする

つまり、「文化の発展」が目的なんであって、そのために作品を作る人、あるいはそれを世の中に送り出す人に一定の利益を与えましょうと。そうしたら創作がどんどん進んで世の中の利益になるでしょう? ということ。この考え自体は悪いことじゃないけど、デジタル化とか保護期間延長とかで不当に(多くの作者が望む以上に)権利のほうがどんどん大きくなって、著作権法が文化の発展に寄与するどころか、阻害している、というのが現状。

ところで、著作権というのはすごい乱暴にいえば「著作者が誰かにナニナニしていいですよ、ダメですよ、というのを指定できる権利」なんですよね。個別に許可を取ればもちろんよいのだけど、やっぱそれってめんどくさいじゃないですか。なので、「個別に断らない場合はこの決まりごとにしたがってね」というのが「ライセンス」というもの。ライセンスって言葉はフリー/オープンソースソフトウェアの世界で有名ですよね。GPLとかMPLとかALとか。これらは権利者(この場合は著作者とほぼ同義)が著作権という自分に与えられた権利を使って「自分のソフトウェアをどうぞ自由にいじってください」と宣言しているわけですね。さらにGPLのようなライセンスは「自分のソフトウェアをいじって新しいソフトウェアを作っていいけど、その場合は同じ条件でみんなに配ってね」という条件になっている。

この発想をソフトウェアではなくて文章とか芸術作品とかそーゆーものにも適用して、「自分の作ったものをコモンズにするので、みんな使ってアレンジしたり二次創作したりしてね」という人がたくさん出てきてくれたらいいなー、というのが「フリーカルチャー」という考え方で、そのための道具立てがクリエイティブ・コモンズ(以下CC)という「ライセンス」だというのが私の理解です。

CCにはいくつかオプションがあります。

  • BY (表示) - 権利者(アマチュアの場合多くの場合著作者とイコール)を表示しなければならない。これはすべてのCCライセンスにつくオプションです。著作権者が明らかでなければライセンスの主張はできないのでこれはある意味当然です。
  • SA (Share Alike; 継承) - この著作物の二次的著作物は、同じライセンスを用いなければならない。先に述べたGPLなどと同じ考えです。
  • ND (NoDerivs; 改変禁止) - この著作物の改変再配布を禁止する。
  • NC (NonCommercial; 非営利) - この著作物を商用利用してはならない。

で、このページがなんでCC BY-SA 3.0なのかというと、それは単純な話で、私はLibreOffice日本語チームメンバーであり、LibreOfficeのコミュニティテンプレート(odp形式)をよく使うのですが、このテンプレート自体がCC BY-SA 3.0なので、そのテンプレートを使ったプレゼンはすべてCC BY-SA 3.0なのでして、じゃあめんどくさいからブログも全部おなじライセンスにしとくか! ぐらいの気持ちです。SAはちょっと強すぎるから単にBYでもいいかなーと思ったのですが、私のブログやプレゼンの二次的著作物を作りたい人はいないとは思うので、ここはフリーカルチャーの思想に準じてSAということにしました。ハイ。

CCの各オプションについて、あくまでも個人の考えですが、迷ったらCC BYでいいと思います。
SAは思想性が強すぎるのでイヤって人もいるとは思いますが、逆にいえばフリーカルチャーというのは「みんな再利用可能なライセンスで著作物を公開するほうがいい世の中になる」という政治運動なので、思想性があって当たり前です。それに共感しない奴は知るか!ぐらいの気持ちで使うのが正しいと思います。
NDは正直、CCを選ぶ理由がわかりませんw だったらプロプラライセンスでえーやんとも思いますが……。
NCは「フリーカルチャーでないライセンス」だとされていますが、営利企業が「商売したい人はお金払ってよ、そうじゃない人はご自由に」というライセンスとしてはとてもアリだなあと思います。なお「うぶまが」ことUbuntu Magazine Japanが過去の号をCC BY-NC-SAで配布している()のは有名ですね。

以上は別にクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの見解でもないし私は法律家ではないので間違ってるかもしれません。でも、私はこういう理解のもとで本ブログをCC BY-SAにしました、ということで考えていただけると幸いです。

*1:といいつつ概ね内容忘れてる俺カッコイイのですがね……。