LibreOffice Conference 2015 Aarhus 裏リポート
どうもこんにちは。今年もあっという間に12月になってしまいました。クリスマスまで、また新しい年まで、あとちょっとですね。
ということでこのエントリーは、LibreOffice Advent Calendar 2015の初日ということになります。
表題のとおり、LibreOffice Conference 2015 Aarhusに行ってきました。カンファレンスレポートはITProさんに載せていただきました:
が、ここではレポートに書かなかった細々としたあれこれを。
昨年も同じネタを書いたのですが、LibreOffice Conferenceに限らず、海外のカンファレンス参加してみようかなーという人の参考になればいいなと思いまして。
お金とかそういう話
ヨーロッパにぶち抜き1週間で滞在するとなると、お金の面が気になる方もいるかなあと思いまして最初にこの話を持ってきました。
まずお断りですが、LibreOffice Conferenceは無償です。私が参加した3回(2012年ベルリン、2014年ベルン、2015年オーフス)では、ベルリンだけ50EURの参加費用がありましたが、それ以外は毎回参加費なしです。
参加登録することによって受けられるサービスは:
- すべてのカンファレンスのプログラムに参加する権利
- 会期中すべての
- コーヒーあるいはお茶飲み放題
- ランチ
- ティータイムのお菓子
- 事前登録したディナー(9/22、9/23、9/24の3夜)
です。うーん、太っ腹。スポンサーさまさまです。
スポンサーフラッグ。隣りにあるのはメインスポンサーの一社CIBのもの。
さて、それ以外にかかる経費ということで、旅費交通費が主でしょうか。だいたいこんな感じです。
費目 | 費用(日本円) | 備考 |
---|---|---|
航空券 | 270,940 | スカンジナビア航空 成田-コペンハーゲン-オーフス |
宿泊 | 38,893 | 9/20〜9/27 7泊8日 |
計 | 309,833 |
後述しますが今回のLibreOffice Conferenceの会期はシルバーウィークともろかぶりで、休みやすかったのはよいのですが、ちょっと手配が遅れたら飛行機代がガツンとあがりました。手配する1ヶ月ぐらい前に見積もり取ったら20万ちょっとだった記憶があります。この便も空席ギリギリで確保した次第です。何事もギリギリまで引っ張るのはよくないですね。
それ以外に現地でご飯食べたりおみやげ買ったりするために、3万円を現地通貨(デンマーククローネ)に変えて持って行って、カード支払いの分も含めると5万円ぐらいはつかってたかもしれない。デンマークは一概に物価が高いですね。
うへー、35万かぁ〜〜〜〜。と、思いますが、実はThe Document Foundationのメンバーであれば宿泊費と現地までの旅費(つまり上の表にある分)については満額補助が出ます*1。これもTDFに寄付してくれている皆さん&TDFをスポンサーしてくれている企業のお陰であります。ありがたやありがたや。そんなわけで、せいぜい5万円で楽しめるわけです。
TDFのメンバーじゃない場合でも、発表者であれば、交渉すればいくらかの補助は得られると思います(約束はできませんが、アジア圏からの発表は求められているので、お金の問題だったらなんとかするよ、とはいわれました)。
現地の交通の話
まずは、どうやって行って帰るかです。
オーフスまでは直行便がないので、コペンハーゲンまで飛んでから鉄道で入る方法、飛行機で入る方法とあります。ぼくはめんどくさかったのでJTBに手配をお任せしたら、鉄道という選択肢はありませんでした。
ただ、コペンハーゲンまでの飛行機がもう十分高くて、オーフスまで飛ぶ国内線はたいした値段ではなかったので、鉄道と値段は驚くほど差はなかったと思います。鉄道旅の方が旅情があってよかったかなーとは思いましたけども、国内便の飛行機はキュートでこれはこれでよかったです。
確かATR-72っていったかな。窓越しにプロペラがぶんぶん回っていていい感じ。
ここらへんを悩むのが、めんどうっちゃめんどうですがヨーロッパっぽくて楽しいともいえます。
オーフスの空港から都市部までは直行バスが出てます。飛行機の時間に併せて出てるはずなんですが、あんまり時間の余裕がなくて「ホントに乗れるのかよこれ」ってちょっと焦ったりしましたが、空港が小さかったので余裕でした。
オーフスはちっちゃい街なので、観光その他はぜんぶ歩き通しました。バスもあるけど一度も乗らなかった。 厳密にいえば、HackNightをやったオーフス大学まではかなり遠かった(徒歩40分ぐらいかな?)んですが、地図を見間違えて半分ぐらいの距離だと思い込んでて歩き始めて、気づいたときにはもうバス路線から離れてしまったので歩くしかなかったというね(しかも雨に降られて非常に悲しかった)。
宿泊
宿は今回もAirBnBでした。毀誉褒貶あるサービスだけど、現地のホストとのふれあいみたいなものを求めるならいいんじゃないかなーと思います。ホストがすっごい親切な人でよかったです。
会場までは徒歩10分強で、近くはなかったけど散歩にはよい距離でした。市街地からは少し離れた住宅街だったので、静かでよかったですね。
多くの参加者はローカルチームが紹介していた会場近くのホテルに泊まっていました。飲んだ後一緒に帰れるのは少しうらやましかったかも。どうせ旅費出るんだし、同じホテルに泊まるのもいいですね。
日程とか観光とか
今回はシルバーウィークと重なったお陰で、夏休み2日くっつけるだけで土日月火水木金土日月と11日もお休み取れたんですよね。しかし飛行機の都合があり出発は9/20の日曜日、帰ってきたのが9/28月曜日の朝でした。本当は日曜日のうちに帰ってきて、ゆっくり休んでから仕事と思ってたんですが、飛行機取れなかったのでしょうがない。朝着だっただけマシと思いましょう。
それはさておき、カンファレンスは:
- 9/22(火) コミュニティデー;ネイティブ言語コミュニティのラウンドテーブル
- 9/23(水)〜9/25(金):カンファレンス本番
という会期なので、9/21はフリーでした。が、資料作りに忙しくて……ははは。
気分転換に会場のDokk1を下見に行ったら、知り合いがいっぱいいて、なんだ、お前たちも今日から来てたのかー、じゃあ晩飯でも行くか!みたいな感じになるところが、まあ、いつもの感じです。
9/26(土)はすべて終わってのんびりだったので、街歩きをしました。美術館のARoSとか大変楽しかったです。町並みも綺麗ですしね。
名物「巨大な少年」。
レインボーカラーの展望台から町並みを眺める
せっかくなので、余裕があれば一日ぐらい観光する日を作ったほうがいいと思います。できればカンファレンスが終わった「後」に。
言葉とか
去年と同じことを書きますけど、カンファレンスの公用語は英語です。が、みんな別にネイティブではないし、共通の話題もあるので、英語っぽい何かで通じます。だいじょぶです。
去年のベルンや今年のオーフスは観光地だったせいか、現地語がわからなくて困るという状況はほとんどなかったですねえ。というか、挨拶とありがとうぐらいはデンマーク語覚えていけばよかった。失敗。
さて来年
来年のカンファレンスは、2016年9月7〜9日で、チェコのブルノで行われる予定です。今年のように休みとくっついていないので大変ですが、また行きたいなーと考えています。またレポートかければいいな。
なんか散漫なレポートですみません。明日は榎さんの「今年のLibreOfficeイベント振り返り」ですね。よろしくお願いします!
*1:これを書いてる現在、まだ申請出してないんですけどね……早く手続きしなきゃ。