第100回カーネル読書会
もう寝ようと布団に潜ったところ、敬愛する id:hyoshiok さんからトラバいただいたので、大急ぎで書き上げることにします。
Japan Kernel Summit 2日目の夜、木曜日、記念すべき第100回カーネル読書会が行われました。
まずはお礼。
やろう!といって実行に移した id:hyoshiok さん (いきさつはこちら、必読)、
共同開催という形で Novell のメンテナーとも話す機会をくださって、なおかつ場所代とドリンク・食事のスポンサーをしてくださった Novell さん(特に担当の桐生さん)、
Linus を連れてくるという殊勲賞を成し遂げた、伊藤@b-markさん、
すばらしい会場を格安で提供してくださった AKIBA3021 さま、
その会場提供にご尽力いただいた高松さん、
その他オイラの拙い英語に付き合ってくれたすべてのメンテナーたち、
それ以外にもあの楽しい時間を共有できたすべての皆さん、
最後に握手して簡単な挨拶を快く受けてくれた Linus に、
心より感謝を! All of you're so great! Thanks!
私視点から印象に残ったことをちゃちゃっと。
- 自身まるっきりユーザーランドの人間なので Kernel Summit / JLS に来るような人とは接点がないだろうと最初躊躇してたけど、ボランティア参加してホントーによかったと思う。すごく楽しかった。
- LWN.net の Jonathan Corbet は非常に親しみやすい人だったのでしょっちゅう話をさせてもらったのだけど、彼が LWN.net の中の人だと気づいたのは3日経ってからという体たらく。こんな奴でゴメン。
- 日曜日の高尾山ハイキング。もちろんボランティア。同じくボランティアの nobby さんと二人、12人の日本に不慣れなカーネルメンテナーとその奥さんを連れて電車で移動するのはすごく怖かった。はぐれたらどうしようと思った。
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- 現地でボランティアとして、高尾山にはなんどか登ったことがあるという大西さんが合流したので、トップをお願いしたんだけどみんなペースが早くて、夫婦一組脱落。「下で降りて駅で待ってるよ」というのを「いや、僕はここにはいつでもこれるけど、君たちと話すチャンスはなかなかない。だから一緒にいたいんだ」というと、すごくうれしそうに笑って「ありがとう」と言ってくれた。無理しないレベルでゆっくり観光して、なんで山の中にお寺があるのか、なんて説明もして。頂上は見られなかったけど楽しんでくれたと思う。
- 駅で頂上まで登ったみんなと合流して「どうだった?」と聞いたら「楽しかったよ!」って。うれしかったなぁ。参加者の一人、Intel の Len Brown の写真は こちら。
- なるべく多くの人に話しかけようと頑張ってかなり目標は達成したんだけど、名前と顔は最後まで一致しなかった。James Bottomly とかおれちゃんと話したじゃん (^^;)。
- 乗り換えの手前で「次はどう動くから、ちゃんとついてきてね」とかなるべく予告したり、行きは地下鉄だから帰りはJRにしようとか、駅毎にここはどんな町だ、とか説明したりとか、へっぽこな英語だからどこまで通じたかわからないけど、僕だったらこうしてもらった方がうれしい、と思うことは全部やったつもり。この気持ちがちょっとでもカーネルメンテナーたちの気持ちをカーネル読書会に近づけたのだとしたらすごくうれしい。
- 何人かに「今日のディナーには来るのかい?」って聞かれたから「いや、聞いてないな」って答えたら「残念だなぁ」って言ってたから、少しは気持ちは通じてたと思う。
- 水曜日。朝から Japan Linux Symposium のボランティア。
- 高尾山組とは「ハーイ」「やあ、元気かい」「うん、サミットはよかった?」「そうだね、良い議論が出来たよ」みたいな挨拶を交わせて、うれしい。ニコニコ。
- カーネル読書会フライヤーについては id:hyoshiok さんのブログ *1 に書いてあるけどちょっと補足。
- 二人で昼飯食いながらネットプリントというサービスがありまして……って話をして、「近くにセブンイレブンがあれば使えて便利っすよ」といいつつ会場に戻ってきたら、おお、隣にセブンイレブンあるじゃん。
- 「じゃ、フライヤー作りましょうか」「お願いしていい?」「もちろん」ってことになって、nobby さんが ylug に投稿した奴をそのまま使おうかと思ったけど、地図がついてなかったのでそれだけ入れて、30枚印刷しましたです。
- 「こういうイベントあるよ、来てね」だけじゃなくて、紙でそれを渡せるのって大事だと思うので、紙の可能性を信じたい私に取ってはこれもうれしいことでした。他社のサービスであることは微妙に悔しいけれども (^^;)。
- Linus と Jim Zemlin の対談はなかなか面白かったっす。「Linux を作ってくれて、そして続けてくれてありがとう」「いや、Linux は僕の趣味だし、楽しんでるよ」…… Linus かっけー。
- matz さんのプレゼンはフライヤー作ってる間に半分終わっちゃったので半分しか聞いてないけど面白かった。やっぱりこの人はプログラミング言語好きで好きでたまらないんだろうなぁ。
- みなさんがヘッドセットの回収に燃えている間にオイラたちはレセプションパーティの設営やら人間立看板やらやってました。
- 翌日もボラ参加の予定だったんだけど前日頑張りすぎて発熱。
- 夕方になったら元気になったのでカーネル読書会へ GO。
- うわ、すげー、Linus いるじゃん!
- 今度はちゃんと話をして、「あれだけ大変なプロジェクトを、趣味だ、と言いきれるあなたを尊敬する」といったら「大変な趣味だけどね」と答えてくれた。まくぶくにサインくれと言った人に対し「Oh! Apple!」とか頭を抱えたり、おちゃめで非常に気さくな人でした。
- openSUSE の松本さんに Greg K-H と岩井さんを紹介して貰った。
- 風穴さん、id:hyoshiok さんのプレゼンもよかったけど、最高だったのは小江戸の島田さんのプレゼン。Tony Luck とかすげー真剣に聞いてたし、「デモしてるけど見る?」「見るよ」って見に行ってた。あの場でプレゼンすることにレスペクト。
- そして解散。おつかれさま!
あーーとにかく語り尽くせないけど、みんなありがとーーーーーー!
そして大事なことを書き忘れてましたが、id:hyoshiok さん、カーネル読書会10周年+100回、あーんど、野望達成、ほんとうにおめでとうございます!
*1:http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091023#20091023fn3
*2:とはいえ、もうちょっと勉強しろよ>俺。