Ubuntu Tokyo Meeting 9.04
題記のイベント に参加してきましたよ。
御存じの通り Ubuntu 9.04 (Jaunty Jackalope) が23日という直前にリリースされたので、そのリリースパーティ&インストールパーティを兼ねてという形になります。
準備に奔走してくださった Ubuntu Japanese Team の jkbys さん、MIZUNO さん、hito さん、shibata さん、Henrich さん*1、またインストール支援をしていたみなさま、そしてなにより、あれだけの規模の会場を無償で終日ご提供いただいた広瀬電工株式会社様に感謝したいと思います。
ホントーにホントーにありがとうございました!
ホントは今回は早めにいって雑用とか手伝おうと思ってたんだけど、体調悪くてとてもとても。
結局一時間以上遅れて現地着。
テーブルに付随した席はわたしが着いた時点でほぼ満席で、あとで聞いたら最終的に参加した人数はたぶん60人オーバーという大盛況のイベントになりました。
プレゼン
おっつけ Japanese Team の方に資料があがるとのことなので一言コメントのみ。Twitter に流したメモと同じです。
- Ubuntu 9.04 アプリ紹介 by u-bon さん @ [http
- //viva-ubuntu.net/:title=VIVA! Ubuntu]:ものすごい勢いでいろんなアプリをジャンルを問わず一気に紹介。いくつかおもしろいなーと思うアプリもあったんだけどとてもメモは取れず。IM の PRIME だけ試しに入れてみたけどね。
- Compiz Fusion の紹介 by vine-user さん @ [http
- //blog.livedoor.jp/vine_user/:title=独学Linux]:とりあえず Desktop Linux 素人をびっくりさせるための機能として有名な Compiz Fuzion の使いかたを解説。おいら結局 ccsm-simple おまかせで大した設定してないんだよな。プレゼン資料が公開されたらちょっと見てみましょう。
- ユーザ視点からの 9.04 新機能紹介 by odawara さん
- といいつつターゲットマシンが VAIO Type U だったり、ext4 のパフォーマンス測定やってみたりとなかなかおもしろいプレゼンだった*2。
懇親会
前回はプレゼン終わってすぐにインドカレーを食いにいったのですが、今回はもっとお気軽にケータリングとお茶とコーラで軽食パーティ。
いろいろ面白い話をしたけど、
- 翻訳におけるターミノロジーの問題。工業規格 (JIS) に依るかメディアの基準に依るか。MS のガイドラインや Sun のガイドライン、その他いろいろあるけど、大事なのは「なぜそのガイドラインにすべきなのか」ということをちゃんと議論することじゃないの? みたいな話をした。
- 新聞という passive なメディアの意義と、電子化の可能性について。
- ぶっちゃけ販売店を見捨てても電子化に移行する腹が新聞社にあるのかどうか。技術的にではなくソーシャルに可能かオイラは疑問なんだけれども。
- 受益者としては asahi.com や yomiuri online で変な縮訳版読まされるのはうんざりなので、有料でもいいから完全版を配信してほしい。普通に Web でいいから。いや PDF でもいいんだけどね。
- なんでも電子ペーパーに依る専用端末でとかいうアイディアがあるみたいだけど猛烈センス悪いよね。いまでも iPhone の産経新聞みたいな例があるんだから、携帯にフルコンテンツを載せる技術的努力とかをする方が生産的だと思う。
その他いろいろ話しましたが忘れちゃいました (^^;)。
仮想化の話とか、ファイルにおける \5c 問題の話とかもしたな。
たのしかったです。
これにて広瀬電工さまの会場からお別れ。
おつかれさまでしたー。
二次会
ここはアルコール入りになったのでさらに記憶が怪しい。
- コミュニティに貢献するってことについて。貢献って意外と敷居が低いんだよって話をしつづけることは大事だと思う。
- オイラは openSUSE Weekly News の翻訳チームなんだけど、最近 Ubuntu でも Ubuntu Weekly News の翻訳が立ち上がり、メンバーはやっぱり三人でやってるんだって。で、正直やっぱりキツキツだって。
- んで、御存じの通りオイラは英語苦手だし、週末はすぐに遊びにいっちゃうし、貢献度はゴミみたいなもんです。
- オイラぐらいの貢献レベルで貢献できる人なんか、もっともっとたくさんいるはずなので、それをアピールして仲間を増やすことができればな、って思いました。
- オープンソースの世界にいるといろんな意味ですごい人がいて、「ああいう人じゃないとダメなんだ」って思わず萎縮しちゃうことがあるんだけど、できることをできる範囲でやればいいよねって話。
- オイラは自分自身ではなんにもできる能力がないから、OpenPrinting のみなさんの知恵を借りたり、究極的には自社を動かして Desktop Linux というものを大衆化したいと思ってる。それはオイラが自分一人でコードハックするよりずっと重要な貢献だと思うから。
- ときどきさみしいけどね (^^;)
- オイラは自分自身ではなんにもできる能力がないから、OpenPrinting のみなさんの知恵を借りたり、究極的には自社を動かして Desktop Linux というものを大衆化したいと思ってる。それはオイラが自分一人でコードハックするよりずっと重要な貢献だと思うから。
いやいや楽しゅうございました。
ワタクシと遊んでくださったみなさま、ありがとうございます。
次回は Printing の現状などお話させていただければと思います。
*1:洩れてないと思うけど洩れてたらコメントなどでご指摘ください。人を覚える能力の低さには自信があります ^^;。
*2:でも一番面白かったのは後ろからの突っ込みだったかも。「いままでサスペンドの挙動が怪しかったのは intel ドライバの挙動がおかしかったからで、9.04 では intel の場合はいくつかの処理をバイパスすることで安定性が格段に向上しております」とか「ext3 の高速性は遅延書き込みのバッファを大量に取るという邪悪な手段で実現されていたので(それってコンシステンシーどうなんよ) ext4 と速度が代わらないように見えて ext4 の方が筋がいいです」とか、「ATOK が入った環境で Intrepid -> Jaunty にアップグレードすると ATOK を削除するか聞かれるけど絶対削除してはいけません。大事な設定ファイルふっ飛ばすのでターミナルすら起動しなくなります」とか「ATOK の表示が 9.04 でおかしいのは GTK の新しい I/F に対応してないからです。ジャストシステムさんに要望出してください」とか。
*3:検閲により削除。