Japan Linux Conference 2009 Part II: Lightning Talks
d:id:naruoga:20090923:1253720680 の続き。
9/18 は LT のみ参加しました。
元々行く気なかったんだけど、プログラム委員長の風穴さんの「何かしゃべって!」という説得に負けて、当日会場近くのスタバで二時間で仕上げて喋ってきました。
Desktop Linux における印刷の諸問題と今後の展開
今回はこの記事を参照して impressive を使ってみたのですが、プレゼン出した瞬間にタイマーがスタートしてしまい、残り時間が分からなくなるという罠。
おかげで時間配分失敗して一番読みたかった最後のスライドが読めなかった。しくしく。でもなあ、LT タイマーには予鈴ぐらい欲しいぞな。そしたら一枚捨てて最後のスライド読んだのにぃ。(いいわけ)
名刺と Poken と PoGo - 情報の即時性・永続性と紙の将来
時間が余っているというので、手を挙げて、スライドもなくただくっちゃべっただけ。
- 古来、個人情報の交換は名刺が主な手段だった
- 名刺は「作ったときの情報」が永続化されている
- したがって情報(会社、組織、メールアドレスなど)が変わったら作り直して渡し直さなければならない*1
- PoGo
- 私は事務機器メーカーの人間である
- その中でクラウド・モバイルコンピューティングが普及していく中、紙の持つ役割を考えて行きたい
- よかったら一緒に考えてくれる人募集です!
SUN の買収に伴う MySQL の行方
風穴さん自らの LT。
- 一種の思考実験、と断っての話
- Linux カーネルと違い、MySQL は著作権譲渡を行い著作権は SUN のもの
- しかしそんなことはありえるか?
- オープンに協力的であるという印象を持つ SUN のブランドイメージをみすみす捨てることになるのでは?
正直あんまりピンとこない LT でした。けど続きがあって。
自由ソフトウェアとオープンソースソフトウェア
あえて単純化したきらいもあるけどなかなか纏まっていてよいプレゼンでした。
- 作ることに意味があるのが自由ソフトウェア
- 続けることに意味があるのがオープンソース
とかね。たぶん公開されるはずの資料を待ちましょう。
VirtualBox を用いた Linux と Windows の共存
発表者のお名前失念。プロジェクタがうまく写らず口頭のみの発表になりました。
- Linux ホスト、Windows ゲストだと VirtualBox は Windows の任意のアプリのウィンドウを Linux デスクトップのウィンドウの用にみせることができる
- だからシームレスに作業できて便利だよ、という話。
VMware ではサポートされてた機能ですが VirtualBox でもできるんだ。知りませなんだ。オイラも VirtualBox 使いなんだけどな。Linux ゲストだとできないとか?
JLC 2009 Lightning Talks Award
えー、そういうのを選ぶんだそうです。
今回は外様で LT したのが私と VirtualBox の話をされた方の二人だけだったので、オイラの方がプロジェクタ写った&二個喋ったという理由で賞もらっちゃいました。
盾はちゃんと「JLC Lightning Talks Award」とロゴ入り。
まあ、賞をもらった事自体はまったく嬉しくないといえば嘘になる。ぶっちゃけ今生活苦しいから、副賞で現金が出たのは(金額は秘します)ありがたいのはありがたい。
でもね、前回も書いたけど、参加資格とくになしの LT で二人しか来ないイベントなんておかしいんだよ。
俺の LT なんか一個は時間内に収まってないし、一個は原稿もなしで思いつきを喋っただけだし、普通の LT イベントでは賞はおろか鼻もひっかけられないレベルなわけで。
だから嬉しいよりもずーっと、恥ずかしいって印象が強いんだな。
お願いです JLA さん、賞を出す方も貰う方も誇りを持てるような、そういうイベントにしてください。
もらっといて文句をいうのはなんなのですが、私より素晴らしい LT をされてる皆さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。
あのレベルの LT にお金出すなら、スタッフに少しでも還元して、より幅の広いイベントになるよう努力して貰った方が私はうれしいです。お願いします。
ということで Part II 終わり。
Part III では時間軸が一番最初に戻ります。
*1:しかしこれは取りも直さず、その人のヒストリーが残っていくということにつながる、ってのは言うのを忘れました (^^;)。