執筆報告など(Ubuntu 17.04のドライバーレス印刷関係)
ごぶさたさまです。珍しくメディアに執筆をしたので宣伝的なエントリー。Amazonなリンクはアフィなので嫌な人は踏まないでね。
どっちもUbuntu 17.04注目の?新機能、ドライバレス印刷についての記事です。
5月24日、gihyo.jpの人気連載Ubuntu Weekly Recipeに次の記事を書かせてていただきまして、
ついで、本日発売(だよね?)の日経Linux 2017年7月号の特集2「新登場! ここが変わった! Ubuntu 17.04 徹底解説」に、Ubuntu Japanese Teamのみなさんに一人混じって*1 2ページ書かせていただきました。
日経Linux執筆裏話。
裏話というほどのものでもないですが。
日経Linuxさんで、Ubuntu 17.04の特集が企画されているけど、印刷関係の機能も紹介したほうがいいと思うので、2ページほど書けますか? と、本特集のとりまとめをしていた……名前書いていいのかな……とかもったいぶっていたらご本人から表明がありましたが、あわしろいくやさんからご連絡をいただいたのがきっかけです。
紙媒体と電子媒体という違いもありまして、公開はRecipeのほうが先ですが、そもそもは日経Linuxさんのほうが先だったわけです。
17.04といえばドライバーレス印刷で、それからUnity8でも印刷機能がちゃんと動くようになったよ! という(密かな)ウリがありまして、それを書かせていただけるのは光栄だなあと思いお引き受け。最近いろいろアクティビティ下がってますけど、2ページぐらいなら書けるかなと。
私、一応メインの個人PC環境はずっとUbuntuで、昔はベータぐらいの段階で do-release-upgrade
してずっと最新を追いかける生活をしていたのですが、なんか色々気力がつきてしまい、16.04で止まっていました*2。
でも記事を書くとなればやっぱネイティブ17.04の環境がほしいなあって思いまして、重い腰を上げて秋葉原でSSDを買って、17.04をインストールしたのが4月下旬。ぼやぼやしてると5月ではないか。締め切りすぐではないか。やばい。
そんなわけで、まずはドライバーレス印刷から試そう! と、昨年6月に今のアパートに転居したときに箱にしまって、そのままにしていた
を取り出しまして、コンセント繋いで電源ON! ……ん? なにこのエラー? E3?
本製品の液晶画面に表示されるエラー番号について | ブラザー
E3: 基板に異常が発生しています。
これはあかんやつなのではないか。あわわ。プリンターが壊れていたら記事が書けないではないか。
いやまて、もう長いこと新しいプリンター買ってないし(調べたらDCP-J940Nを買ったのは2012年……もうそんなになるのか)。これは買うよい口実では。
ということでいそいそと新橋のヤマダに行って買ってきました。
前述のRecipeで、エプソンにしたのはいくやさんの書いた過去のRecipeの機種選定理由と同じと書きましたが、それは本当です。私はプリンターマニアっぽく思われてますけど基本プリンターは投げ売りしか買ってないので、2万円弱もする高級品を買ったのは多分20年ぶりですが、エプソンは投げ売りをしないので(よいことです)しょうがない。
まーそんなわけでさくっとWi-Fi繋いだらその瞬間からUbuntuのプリンターアイコンが追加されてて、印刷!ってやるとシュシュシュって紙が出て……すげー! 感動。
が、あれれ? カラーで出ない。なんで? と思い色々調べたって内容はRecipeに書いたので、ここでは割愛。 書いた内容は記憶をたどって書いたので実際とはまったく同じではないですが、誇張なしです。
ともかく、ドライバーレス記事は書けるようになったので、ざくっとまずは使い方HowToを書いてみた……ら。 分量的に全然つらいです。Unity 8の印刷? ごめん、入らないですね……。
最初は:
- 基本となる使い方(ってつなぐだけで使えます以上のことはないんですけど)
- 動作原理の概説
- 実際の動きを説明
みたいなストーリーを考えてたんですが、全部書いてみたらまったく字数オーバーで、実際の動きを説明する部分はお蔵入り。 それでも大きくアフレてしまい、編集さんにはお手数をおかけしました。
結果としてはまあまあうまくまとまったんじゃないかな? と思います。
Recipe裏話
で、まあ、執筆のさなかにUbuntu 17.04リリース記念オフラインミーティング17.05がありまして、本編は事情があって出られなかったのですが二次会にだけ混ぜてもらいました。
そこでダラダラと雑談してるときに、
「いやー日経さんの記事書こうと思ったらプリンター壊れてて大変だったんすよー」 「印刷してみたらモノクロしか出ないし」 「で、色々調べて、こうこうこうだなって思って」 「どこで報告すっかなーってこうこう考えてレポートして」 「案の定Tillが拾ってMikeと相談して、今どうしようかって相談してるぽいっす」
みたいなことを話したら、「その話面白いですよ、Recipeに書いてください」と言ってもらい。
そんな内容でよいのであればということで書いたのがあの記事です。
Recipeでは流石に他誌に書くためにプリンター買ったとは書けない?ので自発的に買ってきたみたいに書いてますが、それ以外はさっきも書きましたが、ほぼ掛け値なしに本当の内容です。
これも繰り返しですがこの内容のほうが先に公開されてしまうので、書き方は少し気をつけました。Recipeと銘打っているにもかかわらず、レシピ的ではなくて時系列な「お話」にしようというのは最初から考えていたことです。日経Linuxの原稿で書いたけどお蔵入りした、実際のドライバーレス印刷はどう動いているか的な話は、この記事ではトラブルシュートの道筋として書いていますので頭に入りにくいかもしれませんが、それは意図的です。成功しているかどうかはわかりませんが。
両方公開された今、メディアミックス的に両方の記事を楽しんでもらえたらなー。と、思います。
Unity8の印刷
完全にボツになったUnity8の印刷ネタですけど、下回りは通常と同じですし、設定画面は普通にsystem-config-printerが動いてるだけだったので、まあ省略してもいいかな?と。
未来への宿題
この二つの記事を書く途中に
この記事にあたったんですけど、ちょっと色々と誤解を生みそうな記事だなあと思ったので、いつか解説を書こうと思います。