Ubuntu Magazine Japan Vol.09 発売
Ubuntu Magazine Japan vol.09 (アスキームック)
- 作者: アスキー書籍編集部
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/09/06
- メディア: ムック
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はい、無事に発売されました。いやードキドキしたけどちゃんと出てよかったよかった。
私の担当部分
特集1のアプリ紹介を何本か (具体的になに、という話は秘密。多分ものすごくわかりやすいので当ててみてくださいな) を書きました。ロードテストはネタ切れでクビになりましたw
あと p.84〜91 の Scratch によるプログラミング入門も書かせてもらいました。これについては編集さんの:
「やっぱりプログラミングの楽しさを伝える記事を一度うぶまがでやりたい」
という提案に対して:
「それなら Scratch で書かせてくれ」
とねじ込んだという感じでございます。
なんで Ubuntu Magazine で Scratch ? しかもなぜあんたが?
そりゃーね、Ubuntu だって Linux 環境なわけで、Ubuntu なら Web プログラミングとかでみんな使ってるクールな環境を2秒ぐらいで構築できちゃうし VPS とかでサービス立ち上げるのも簡単だし、そういう魅力を伝えたほうがいいんじゃない?
だったら Python とか Ruby とか PHP とかで Web プログラミングとか、あるいは、Lens とかそういうカスタマイズに使える「実践系」の記事を書いたほうがよいんじゃない? とか、いろんな考えがありました。
けど、「うぶまが」はなによりも「楽しいぜ!」ってことを表に出した雑誌だと「私は」思ってるんですね。ので、実利にあえて繋げようのない*1 Scratch という環境で、「役に立つとか立たないとかそういう考え捨てて、楽しく遊んでみようぜ!」ってメッセージをとにかく伝えたいなと思ったわけです。
正直、Scratch については私自身も何度か遊んだ程度ですし、プロジェクトページ空っぽだし、ワークショップ主催したことがあるわけでもないし、ホントに私がかいていいのか、もっとちゃんとした人にお願いしたほうがいいんじゃないか、ってすごく悩んだんですが、時間もなかったんでえいっと書いちゃいました。
Scratch をバリバリやられている人は私の Twitter のタイムラインにもぞろぞろいるので、その人たちの目に触れる所で記事を書くのは非常に勇気が必要だったんですが、そこら辺はなにとぞご寛恕いただき、適宜誤りなどについては指摘などを頂いた上、もし次の機会などがあればご執筆をお願いできればなどと思います。
一方で、先にも書いたとおり、Linux でシェルスクリプトでも LL でもなんでもいいから、プログラミングができれば世界が広がります。それもまた素晴らしい世界です。ので、せっかく Linux 専門誌で書かせてもらう以上、「Scratch の中から、プログラミングの基本をなるべく抽出して、Linux が得意とするプログラミングのいろんなシーンにつながるような共通の概念をお伝えする」というのを意識して記事を構成しました。
正直、私の実力が残念なんで、うまくいってるかどうかは、皆様の判断におまかせしますけれども、そういう意図があったんですよ、ということを踏まえて読んでいただけたりすると、また嬉しかったりします。コマンドライン再入門の記事の流れとかと整合性を取ればよかったなとか思ったりしたわけなんですが、後知恵ですね。
あと最初提出した分が「えっ、私の原稿、多すぎ……?」って感じだったので、うまいとこレイアウトを工夫して入れてくれたデザイナー様と、冗長な記述を整理してくださった編集さんには感謝感謝です。
その他自分的気になる記事
買え!
というかなんつか、こんな執筆者と編集者の愛に溢れている雑誌は滅多にないわけで、それが完成度につながってるんだよなあとしみじみと思います。
内輪ぼめだと思われると困るんですど、一読者として読んでてとても楽しい雑誌です。Ubuntu ユーザーに限らず Linux ユーザーなら読んで損はない雑誌だと思うし、3冊ぐらい買って魔除けにするといいと思いますヨ!
*1:いや、繋げられなくはないです。実用的なプログラム書いてる方も知ってます。けど、難しいよね。