LibreLogo の日本語化が有効になりました
d:id:naruoga:20130114:1358178940 で試みた成果が陽の目を見るときが来ました(来なくていいって?)。
LibreOffice 4.0.1 から、「4.0.0 では正常に動いていなかった言語判別ロジックをちゃんと実装したから、翻訳動くようになったよ!」とのアナウンスが。
さっそく? RC2 をダウンロードしてきて試しました。
LibreLogo はコマンドを何語に変換すべきかを「西欧諸言語」の設定だけで判断していたのですが、これに 4.0.0 のときに気づいて「んー 4.0 系は諦めない? 4.1 にしようよ」ってメールしたんだけど、情熱を持って解決されてしまいました。いや違う、解決してもらいました。
日本語 LibreLogo を試してみよう
試してみたい人は、LibreOffice 4.0.1 の開発版を取ってきて試してみてください。http://www.libreoffice.org/download/pre-releases/ から取ってこれます。
有効にするには、「ツール」-「オプション」-「言語設定」-「言語」の「ドキュメントの標準言語」で「西欧諸言語」を”[なし]"にしてアジア諸言語を"標準 - 日本語"にしてください。なお、常にこうすると多分(ですけど)和欧混在の文書が変になるので、「現在のドキュメントのみに適用」をオンにしておくのをオススメします。こんな感じ。
んで、普通に LibreLogo を有効にして (「表示」-「ツールバー」-「Logo」)、まあ普通にコマンドを英語でもいいから書いて、例えばこんなかんじかな?
CLEARSCREEN HOME HIDETURTLE FILLCOLOR “SKYBLUE” RECTANGLE PAGESIZE FONTFAMILY “DejaVu Sans” FONTCOLOR “WHITE” FILLCOLOR “SKYBLUE” PENUP REPEAT 50 [ POSITION ANY FONTSIZE 10 + RANDOM 80 LABEL “❄” ]
んで、マジックアイコンをぽちっと押して、実行した結果はこんな感じ。
え、キモい?
まあ、そういわないでw
さっき書いたとおり言語設定で「西欧諸言語」を"標準 - 英語"にしておけば、英語コマンドで使えますので、お好きにお選びいただけますです。
しっかし……前のバージョンだと動かなかったから、結構言葉の選択が投げやりというか首尾一貫してないんだけど、動くとなったらちゃんとしたいなあ。
誰か、こう、日本語に堪能で初等教育での語彙レベルに通じた方、お手伝いいただけないですかね?
翻訳そのものはLibreOffice 本体の翻訳サイトの Pootle に載っているので、興味がある人は覗いてみてください。提案大歓迎です。
小学生向け用語セット?
なお、LibreLogo の話をすると、「小学生向け用語セット」の提案がほぼ確実にあるのですけど……個人的に、Writer ぐらいの規模のアプリで、用語をいじっただけで簡単になるかどうか疑問なのと、継続してその用語セットを維持管理できる人的リソースを割けるかどうかとても疑問なので、ぼく自身が global に提案するのはちょっと消極的です。
もし興味がある方は、まずやってみて、現実的かどうか検討されてはいかがでしょうか。*.po を一括ダウンロードして手で書き換えて、4時間かけてビルドすればできるわけですから。最初ぐらいはお手伝いするかもしれません。
それと似ているのですが、あまりオフィスソフトに馴染みがない人でも簡単に使える「簡単版 LibreOffice」というアイディアもあります。これと小学生向け用語セットを組みでやるという考えもあるかもしれません。どっちかというと、私はこっちのほうに興味があります。
ただこれは実現性がどれぐらいあるか、私は開発者じゃないのでわかんないんですよねぇ〜。
まあそんなわけで、良かったらちょっと遊んでみてくださいな。