翻訳につかってる道具とかなんとかあれこれと
この記事は、Docja Advent Calendar 2013の9日目です。前日まだ終わってないみたいですしそもそもこのエントリーも日付買代わっちゃっててダメぽよなんですがやらんよりはいいやろと。
ぼくが翻訳やるっていうと主にLibreOfficeのUIとかWikiなんですけど、何使ってるかって話をチョットします。最初は技術の話をするつもりだったのについコミュニティ論に流れてしまうのがダメぽよな感じ。
英辞郎
プロ翻訳家は使わねーよプゲラとか、口は達者だけど頼りない後輩君とかいろいろ言われてますが、まあ、実際辞書としてはびみょいですわね。カジュアルに使える辞書+用例集みたいな感じで見てます。
Weblio
こちらも電子辞書ですが紙の辞書で実績ある奴を使ってるので、もうちょとかっちりしたい訳をほしいときに覗いてます。
Google 翻訳その他
ぶっちゃけ使いません。翻訳サイトで翻訳できるような内容ならぼくでもかろうじて意味が取れるし、自分で意味が取れない英文は機械翻訳だとボロボロになるので。あと権利関係がびみょいところはありますよね。
GNU gettext / msgfmt
LibreOfficeではあんまり使いませんが、CUPSの翻訳のときにはお世話になりました。
作文能力
これはUIの翻訳というよりWikiの翻訳に多いんですが、直訳で日本語として意味がわからなくなるぐらいなら、大胆に作文するほうがぼくの好みです。三島由紀夫が言っていた「もし英文和訳を読んで意味が通じなかったら、理解力がないのはあなたではなく、訳をした側だ」(細部は違うかも)というのを信じております。
気力
ぼくは英語がめっちゃ嫌いだし苦手なので、英語を訳すということは気合が必要です。なんといっても「こんな訳をしたら笑われるんじゃないか」という気持ちを捨て去ることが大事です。笑う奴らは所詮やらない奴らなので無視すればいいのです。
仲間
相談できる仲間がいればいいなって思います。宣伝だけどLibreOfficeコミュニティはそういう仲間が多いですよ。
海外の声
「日本の奴ら、こんなにやっててすげーじゃん!」って言ってくれる人がグローバルにいてくれること、そういう人たちは心の支えになります。
ユーザーからの目に見えるフィードバック
「翻訳してくれてありがとう!」というポジティブなフィードバックはもちろん嬉しいけど、「ここなんか違わない?」「これ意味取れないんですけど」って言葉を、「ぼくらの目の届くところで」やってくれると、とってもありがたい。
まーそんなところかな。
明日は nyampire さんの OSM 翻訳の話です。よろしくおねがいします!