LibreOffice Conference 2016 Brnoの落ち穂拾い
さてさて今年もやってきましたLibreOffice Advent Calendar 2016。この記事はその初日の記事です。
今年は表も裏もレポート書けないんですよねー。なにせ入院してたので。
本当は私が書くはずだったITProさん掲載の表のレポートは、榎さんが立派に書いてくれました(前編 / 後編)。この場を借りてお礼を申し上げます。無茶振りにもかかわらず書いていただいてありがとうございます。
で、今日は何を書こうかな。
お金とかそういう話
ヨーロッパにぶち抜き1週間で滞在するとなると、お金の面が気になる方もいるかなあと思いまして最初にこの話を持ってきました。……って前振りは去年の記事の流用です。
去年も書きましたが、今年もまたLibreOffice Conferenceは無料でした。私は入院しててほぼすべてのイベントをブッチしたのですが(会期前のコミュニティデー夜に開催されたウェルカムパーティだけ出た)、それ以外のパーティの類もすべて無料、お茶もお菓子もランチも無料だったと聞いています。スポンサーさまさまやで。
そんなわけでお値段は行き帰りの交通費と、現地の宿泊費だけになります。
費目 | 費用(日本円) | 備考 |
---|---|---|
航空券 | 96,910 | ターキッシュエアライン 成田-イスタンブール-ウィーン |
鉄道 | 5,000(*) | ウィーン-ブルノ |
宿泊 | 19,095 | 9/5〜9/10 6泊7日 |
計 | 121,005 |
(*) だったと思うんだけど、忘れてしまいました(^^;
去年に比べるとなんと安いことよ……。オーフスは航空券だけで270,940円だったもんなあ。
今はネットとかで航空券予約もラクショーなので、当然そうすると思うかもしれません。けど、私旅行とか全然しない奴ですしそもそも地理に疎いので、そもそもブルノってどこからどう行くのが便利なのかもわからん。これは窓口でプロに相談したほうがいいなーということで、普通にH.I.Sの銀座本店に行って「ぜんぜんわからんのですがチェコのブルノってところに行きたいです」といって候補を出してもらいました。
このチケットがそこそこ安かったのは日曜日の夜発ってところ(土曜発にすると+5万だったと思う)と、あとイスタンブール経由というのがもしかしたらあるのかも。今年6月末にイスタンブール空港で、ありましたもんね。ええ。それと、チェコのプラハ経由とウィーン経由、どちらも鉄道に乗ってる時間は同じぐらいで、でもウィーンのほうが便が多いせいか、少し安かったです。ここらへんは、いろいろ選択肢を持ってるプロの旅行会社に頼ってよかったなーと思うところ。
宿泊は安定のAirBnBです。日本国内だと私、ついお酒とか飲みすぎてよいお客様でいられる自信がなく、AirBnBの利用は躊躇われるのでございますが、海外だと気が張っているのかなんなのか、人とのふれあいがあるAirBnBたのしいなって思うのでした。ただ、今回のように入院騒ぎとか起こしたときには、ホストの善意に頼りきりになるので、リスクはリスクですね。今回のホストさんはすごい親切でよかったですけど。
コミュニティミーティングのお話
メインのカンファレンスについてはキーノートであるState of the Projectしか聞けなかったので(そのときも足が痛くて集中できなかった)、その前日のコミュニティミーティングについて。榎さんのレポートにも書いてありますが、全体のレポートの中の一部という意味ではあまり深入りできないわけですので。
といってもこの日もすでに具合はよくなかったのですべてを記憶できているとは言い難いですが、主な議題としては:
- 自己紹介
- 「私は日本から来たNaruhiko Ogasawaraで、主にUI翻訳のリードとかやってるよ」みたいなのを一言二言
- 内輪受けですみませんが、TDFの秘書的な役割を持っているSophie Gautierという方がおりまして、QAとローカルチームも見てるし、カンファレンス担当でもあるので我々非常にお世話になっているんですが……「Sophie(の役割)はSophieとしかいいようがないね」「そうだね」ってところでみんな爆笑しておりました
- グローバルのマーケティングについて
- 特に台湾を始めとする極東マーケットについて
- マーケティングの電話会議もたまにはアジアから参加しやすい時間にすべきであるみたいな
- 日本からも参加してくれるよな? と目を見てItaloに言われたので「もちろん」と言ったけどまだ参加したことないですゴメンナサイ
- ローカライズ
- 今のプロセスでなにか課題はないか? みたいな話
- 日本語翻訳コミュニティとしては今のプロセスでいいんじゃない? masterの分離タイミングとかもいいと思うよ?みたいな意見を述べたり
- コミュニケーション
- 去年のカンファレンスでfreenodeのIRCに libreoffice-l10n というチャネルを作ったけど、みんな使ってないでしょ?みたいな
- 正直、IRCは不在時の議論おったりするのが辛いんだよね
- Telegramにチャネル作ってIRCとブリッジするとかどうよ?という話
- 終わった後LibreOfficeの公式チャネルできました
- 予算
- 今年から、各国のNatvie Language Projectそれぞれに予算がつくようになったのですが
- そもそも税金の処理的にNLPってお金受け取って大丈夫なんだっけみたいな話
- 例えば旅費補助であれば旅行会社の口座にTDFから振り込む形みたいな方法も取れるよ、みたいな話があった気がする
- ちょっと難しくてついていけなかったけど
- MS Office互換?
私なんかは英語あんまり得意じゃないし、そもそもオープンディスカッションに慣れてないということもあって、なかなか口を出していくのは難しいわけですが、せっかく会議の場にいるので、なんかしゃべりたいなーと思って頑張りました。オフラインの場合、オンラインに比べて身振り手振りも表情もあるので、通じやすいというメリットは生かした方がいいよなーと。
単に講演を聞くだけじゃなくて、こういうディスカッションの場があるのも、カンファレンスの楽しみだったりしますね。
おわりに
なんかうっすい話 and LibreOfficeにあまり関係ないことばかりで申し訳ないです!
まあ、カンファレンス本体に参加してないので、書けることは限られているのでしょうがないですね。でも、行って楽しかったですよ。1年ぶりにいろんな人と(時間は短かったけど)話せたのは、やっぱりよかった。
来年はローマです。観光地なので高くつくんだろうなあ。でも、楽しみです。See you in Rome!